蕁麻疹
- 慢性じんましんでは、永続的な通院が必要ですか？
- 慢性じんましんは適切な治療を行えば、いずれは症状が落ち着き、薬も通院も必要なくなることが多いです。ただし実際には症状が落ち着く前に通院・治療をやめてしまうためにぶり返してしまう患者さんも多く経験します。特に、「抗ヒスタミン剤を内服してじんましんが出なくなったので、自己判断で通院をやめたら、ぶり返してしまった」という患者さんが多いです。代表的な治療である抗ヒスタミン剤も、じんましんがおさまったらすぐやめるのではなく、ある程度の期間は内服を続け、じんましんが長期に抑えられていることが確認できてから減量、中止を検討することが勧められます。またいつ減量するか、どのくらいのペースで減量するかも患者さんによって異なります。じんましんは症状に波のある疾患でもあり、自己判断でなく医師に相談しながら治療方針を検討していくことが大切です。