アレルギー性結膜炎
病態
眼結膜に炎症が引き起こされ、かゆみや異物感、結膜の充血とむくみ、めやに、流涙などの症状が現れます。特定の抗原(アレルゲン)に反応して、肥満細胞と呼ばれる炎症細胞からヒスタミンなどのメディエーター物質が放出され、アレルギー反応が引き起こされます。季節性の場合には、スギ、カモガヤ、ブタクサなどが、通年性の場合にはダニ、ハウスダスト、カビ、ペットなどが主なアレルゲンとなります。
診断・検査
特有の経過や眼症状によってほぼ診断がつきますが、涙液中総IgE抗体測定により正確な診断が得られます。その他、アレルゲン特定のために、血液中のIgE抗体を測定したり、皮膚テスト、点眼誘発試験を行います。また、結膜分泌液・眼脂内の好酸球検査などの診断方法もあります。
治療
治療方針として、アレルゲン回避のため、花粉時期には眼鏡やマスクの装用、通年性の場合は、部屋の清掃や換気が重要となります。
薬物療法のうち、初期治療としてはメディエーター遊離抑制薬を使用します。
初期療法にもかかわらず症状が悪化する場合は、抗アレルギー薬のヒスタミン受容体拮抗薬を使用し、それでも改善しないときは、ステロイド点眼薬を使用します。
アレルゲン免疫治療(減感作療法)は、花粉症の改善が長期的に期待できる治療です。特に、スギ花粉症に対して舌下免疫療法を受けることができます。
宮城県内で、眼科アレルギー専門医が在籍している医療機関を掲載しています。
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眼科アレルギー専門医の在籍医療機関
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アレルギー専門医(*1)が在籍する診療所
仙台市 青葉区
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医療機関名 | 対象疾患 | 受けられる検査 | 受けられる治療 |
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あさひがおか眼科 TEL: 022-727-5391 |
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(*1) 専門医:日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医