宮城県アレルギー総合情報サイト | 東北大学病院

事業理念

事業理念

近年、本邦におけるアレルギー疾患の患者割合が増加していることを背景に、「アレルギー疾患対策基本法」の制定、「アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針」が策定され、アレルギー疾患に関する医療提供体制の整備や国民への普及・情報提供等の対策が推進されています。

都道府県毎に制定されるアレルギー診療拠点病院として、宮城県では東北大学病院、宮城県立こども病院が指定を受け、その役割を果たすことが期待されています。

当院では、令和2年度厚生労働省アレルギー疾患対策都道府県拠点病院モデル事業として、下記の3つの基本的施策の実現により、アレルギー診療の向上・均てん化にお役立ちできればと考えています。

  • アレルギー専門医不在地域への情報提供、医学的支援
  • 地域格差のない人材育成、教育
  • 難治性アレルギー疾患の正確な診断、治療、管理

宮城県におけるアレルギー医療体制の特徴として、専門医が仙台市に集中しており、医療体制に偏在が生じていることが示唆されています。

本ウェブサイトでは、患者さんや御家族、または各診療施設に対して、県内のアレルギー専門医療機関情報を発信します。具体的には、どの医療機関でどのような症状のアレルギーの診療が可能なのか、どのような検査を行えるのか、また専門医療機関への紹介方法・受診方法などを詳細に記載し、適切で円滑な受診を支援することを目的としています。

また、地域の医師、コメディカルスタッフ等に対する研修会を開催するとともに、本サイトから動画教材を配信することで、地域を問わない幅広い人材育成、医療水準の均てん化を図ります。

拠点病院へ紹介された難治性疾患の臨床情報を集積し、疾患予防・治療のための新たな研究を進め、その成果を社会全体へ還元、貢献することを目指してまいります。

宮城県におけるアレルギー疾患医療の均てん化にむけて

アレルギー拠点病院について