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診療案内

診療内容

主な対象疾患

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 気管支喘息
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 肺癌
  • 縦隔および胸膜腫瘍
  • 呼吸器感染症(肺炎、抗酸菌症、真菌感染など)
  • 間質性肺炎
  • アレルギー性肺疾患
  • サルコイドーシス

 

診療内容

 呼吸器の内科的疾患全般を対象としています。COPDや気管支喘息などの閉塞性肺疾患、腫瘍性疾患、間質性肺疾患、呼吸器感染症など多岐にわたる疾患を担当しています。エビデンスに基づく治療や臨床試験を実施しながら、安全で適切な診療を提供しています。

 

●COPD

 長時間作用性気管支拡張薬(LAMA、LABA)を中心とし、喘息合併例では吸入ステロイド(ICS)を含む吸入療法を行っています。禁煙指導、呼吸リハビリ、身体活動性の維持、在宅酸素療法など包括的な診療を行っています。

 

●気管支喘息

 症状に加え呼気一酸化窒素濃度測定、気道可逆性検査などを用いて診断し、ICSやICS/LABA配合剤を主とした治療を行っています。重症例では生物学的製剤による治療も行っています。

 

●睡眠時無呼吸症候群

 症状や終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)などを組み合わせて診断し、中等症以上では主に経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)による治療を行っています。

 

●肺癌・縦隔腫瘍・胸膜腫瘍

 手術適応がない進行肺がん症例は、遺伝子変異検査により分子標的薬の適応を評価し、化学療法や免疫チェックポイント阻害剤、放射線療法、緩和ケアを組み合わせながら集学的に治療しています。

 

●間質性肺疾患

 原因が特定できない特発性間質性肺炎、膠原病に伴う間質性肺炎、特殊な環境抗原吸入による過敏性肺炎などを対象としています。気管支鏡検査・胸腔鏡下肺生検などによる適切な診断と治療を心がけています。

 

●呼吸器感染症

 初期治療で改善が得られない場合、喀痰・気管支鏡検査・血清マーカー測定などにより原因菌の特定を行い、診療に当たっています。

 

診療体制

 16階の東西病棟に設置されている呼吸器センターにて、呼吸器外科をはじめとした他科(緩和医療科、放射線科、病理部など)と議論し合いながら最善の治療法に基づいて診療にあたっています。外来では【COPD喘息外来】【睡眠時無呼吸症候群外来】【肺腫瘍外来】【びまん性肺疾患外来】【感染症外来】の5つの専門外来を中心に診療を行っております。未診断時点での緊急紹介も平日は毎日可能な体制を敷き、近隣の病院やクリニックと連携しながら皆様に分かりやすくまた満足していただけるよう心がけて診療を行っています。

 

得意分野

 COPDや難治性喘息をはじめとする上記疾患の診療に加え、稀少疾患(サルコイドーシス、肺リンパ脈管筋腫症、肺胞蛋白症など)に対しても、地域の拠点病院として責任を持って取り組んでいます。

 

●サルコイドーシス

 検診による胸部X線写真異常や眼科のぶどう膜炎などをきっかけとして発見されます。診断基準に必要な検査を行い、多臓器に発症した場合でも各専門科と協力し適切な方針を立て、治療が必要な場合はステロイドを中心とした最適な治療法を患者さんと相談しながら行っています。
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●稀少疾患

 肺胞蛋白症や肺リンパ脈管筋腫症に対してGM-CSF吸入療法やシロリムス療法の多施設共同治験にも参加し、最先端の治療法の開発にも携わっています。

 

ご紹介いただく際の留意事項

 初回は新患担当医が診察し必要な検査等を実施・予約した後、2回目以降に各専門外来にて診察させていただきます。急を要する場合など特別な対応が必要な場合には事前にご相談いただければ幸いです。

 

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