HOME > 指導体制・キャリア

指導体制の特徴

東北大学呼吸器内科では、優れた臨床力ならびに、
高い志と豊かな人間性を有した呼吸器内科プロフェッショナルの育成を
目指しています。

呼吸器・内科学会を始め関連領域の多彩な学会専門医が在籍しており、各分野のエキスパートたちからの先鋭的な知見に基づく指導や、大学病院ならではの希少疾患に対する診療、臨床試験への参加経験が、魅力的な臨床力を育みます。

主な学会資格

内科学会指導医 16名
呼吸器学会専門医 17名
呼吸器学会指導医 8名
呼吸器内視鏡専門医 6名

アレルギー学会専門医・指導医
感染症学会専門医
抗菌化学療法指導医
結核・抗酸菌症認定医
がん治療学会認定機構認定医
JMECC, FCCSプロバイダー 等

 

多彩な領域の学会参加経験を通して、新たな領域への興味・嗜好を伸ばす機会も広がっています。

 

 

 

大学病院での週間スケジュール一例

総回診・カンファレンス
希少疾患や難治症例に関して、杉浦教授をはじめとした多数の専門医との活発な意見交換が行われます。

気管支鏡検査
在籍する6名の呼吸器内視鏡専門医からの指導の下、若手医師が主体となって月30例程度の検査を行っています。

病棟診療・研修医へのレクチャー
各診療グループは、指導医(専門医)2名以上、レジデント(卒後5−10年程度)、専攻医で構成されています。
また、ローテ―ト中の研修医、医学生への指導経験が、研修に厚みを持たせます。

抄読会準備
不慣れな基礎論文の手法や結果の解釈についても、指導医からのアドバイスを受け理解度を高めます。

2020年12月の若手医師の精読論文の一例
Thomas M. Conlon, et al.
Inhibition of LTβR signalling activates WNT-induced regeneration in lung. Nature 2020 

キャンサーボード
呼吸器内科・外科に加え、病理医も参加するため、検体病理結果を加味した治療方針決定がなされます。
また、参加中の臨床試験・治験プログラムの情報共有の場としても機能しています。

関連病院での外勤
宮城県内を中心に医局からの医師派遣(外勤)によって地域医療の支援をしています。各施設に医局出身の先輩医師が在籍しているので、安心して診療に向かえます。
診療のスキルアップとゆとりのある生活ができる収入確保の両立が可能です。

休息日
休日は当番制になっています。

 

関連病院との提携

関連施設では多様な指導医の下で、より実践的で幅広い臨床経験を得ることできます。

学外研修だより

 

伊藤 辰徳 先生 (気仙沼市立病院)

私は内科専攻医制度が始まった初年度の内科専攻医として当科で内科専門研修プログラムを開始しました。初年度ということもあり情報が少ない中、私は大学院を優先し卒業後に外病院での研修を行いました。他に私の同級生も様々なパターンで研修を行っており、当科では希望に応じて研修先も含めて非常に柔軟な対応が可能です。詳細は実際に見学にきて頂いたときにお話しさせて頂ければと思います。

私は初期研修を気仙沼市立病院でお世話になったということもあり、大学院卒業後は同病院で専門研修プログラムを行いました。気仙沼市立病院の呼吸器内科は常勤が私を含めて2名のみであったため多くの症例を経験させて頂きました。気管支喘息や肺癌診療は月単位で診療の進歩があるため常に学びがあり、新しい治療をすぐに導入し還元できるのは地方病院のメリットとも感じました。指導医も優しく県内トップクラスの診療能力の先生なので非常に勉強させて頂きました。またコメディカルの方々も優秀で判断に優れているのでとても働きやすい病院です。

当科の専攻医プログラムは気仙沼市立病院を始めとして複数の医療機関と連携を行っており、柔軟な対応が可能です。また大学病院には様々な病院から集まった医師がいるので偏った診療にはならず内科専攻医として研修を始めるにあたっては大学病院での研修がスタンダードな診療を学べると思います。まずは気軽に当科への見学をお待ちしております。

学外研修だより一覧はこちら

 

東北大学病院呼吸器内科 専攻医会 (息吹会)のバックアップ

  1. 専門医制度の情報共有
  2. 内科医としての勉強・研修の情報共有
  3. 専攻医の同期・先輩後輩との絆

定例会の様子

  • オンラインでの定例会開催
  • 屋根瓦式の教育体制
  • 病歴要約の添削 (指導医に聞けないことも聞きやすい!)
  • 学会・論文の発表回数の管理・修了要件に必要な講習会情報
  • 連携・関連施設で研修していても情報が入る
  • 連携・関連施設間の情報交換(研修内容、雰囲気などざっくばらんに)
  • 勉強に使っている参考書・テキストに関する情報共有
  • そして、同年代ならではのプライベートの悩みの相談・・・
このページの先頭へ

キャリアプラン

キャリアプラン

内科研修、呼吸器専門研修を経て呼吸器専門医取得を目指します。合計6年間の研修プログラムに集中・特化して取り組むほかに、呼吸器専門研修途中から大学院入学し、博士号取得を併行して進めるプランも準備しています。

専門医取得後は関連医療機関で更なる研鑽を積み、後進の育成に携わってもらいます。
博士号取得後には大学病院で診療や研究、教育業務に従事する、あるいは研究の発展に向けた海外留学などの選択肢も選べます。

いずれのキャリアプランにおいても、各医師と相談の上、医局スタッフが責任を持って進路先を提案します。

 

関連病院一覧

このページの先頭へ
Copyright(C) Department of respiratory medicine,Tohoku Univ.All Rights Reserved.